10月のTOPIK受験に向けて

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9月に入りいよいよ10月のTOPIKが近づいてきました。

自分に鞭を打つ意味でも今月からはTOPIK対策に集中して勉強に取り組みます。費やせる時間は全部費やして、最後の受験のつもりで6級取得を目指します。

敵はとにかく書き取りの54番。何が何でも54で前回よりも良い点を取るのだ。

他には朝からずっとKBSラジオアプリのKONGを流しっぱなしにして、しばし日本のテレビやyoutubeとはお別れします。

6級の合格ラインは230点、前回の試験で213点だった私はあと17点届かずだったですが、目標は高く持ちたいので250点を目指していきます。

 

 

 

突然のスランプのやり過ごすには

ひと月ほど前のこと、いつものように韓国語学院で先生と向き合って宿題の文章を訳していると、日本語訳の部分で先生の訳文がどうにもしっくりこないことがあった。それから後の授業はそのしっくりこない感覚が顔に出てしまったのか、なんとも後味の悪い微妙な空気感の授業になってしまった。先生は場の雰囲気を保つために気を遣ってくれていたと思う。しかしどうしてこんなことが起きたのか原因が気になってその後もあの授業中の違和感についてもやもやと考えていた。

私は「韓国語」を学びたいのであって、日本語を学びたいわけじゃない。訳文は結局本質的に個人個人の作文なのではないか。ぐるぐる思考していると思いがけない答えが現れた。自分は言語を学びたいはずなのに、他人の言葉を理解しようとしていないではないか。割と大きめのゲンコツで頭をガツンと殴られたような感覚だった。立て続けに、スランプに陥っていると自覚した。

一時的に学習の目的を見失ってしまったのだと思う。試験用の勉強にも身が入らず、「私たちのブルース」以降疲れ切ってしまって韓国ドラマにもちょっと触れたくない。語彙を増やさないといけないのに興味は別の趣味に向かってしまう。

偶然にも宿題がない週だったので、持て余した時間を語学院の教科書を読み直すことに充ててみた。動詞の変格や、語尾変化、発音変化を見直して、ついでに今までの自作の単語ノートを見直していた。膨大な量の自作の単語ノートは一回で覚えられないので何回も既出の単語が現れる。しかし書いている時はそんなことを気にせずどんどん書き足しているので基本的に見返すことを前提にしていない。

そんな地味な作業をしていると、過去の自分を思い出してきて、ついにはよくここまでやってきたもんだと自分自身を褒めているではないか。過去の教材やノートを見返すことは、単純に復習する意味ではあるけれど、実はそれよりも今まで自分が勉強してきた道を振り返って初心を思い出すこと、自分を褒めてやることの方が大きな役割かもしれない。おかげでボキっと折れたはずの学習意欲が静かに復活しはじめた。

自分は韓国語の全くの初心者だった頃理解できない部分が出てきたら、とりあえずそのまま置いておいて先に進んでいた。わからなかったら何回でも戻って繰り返せばいいと思っていたから。行き詰まったら戻る。しかもだいぶ後ろの地点まで戻るのもスランプをやり過ごすにはいいのかもしれない。

 

私たちのブルース ~苦労の多い人生

Netflixドラマ「私たちのブルース」を最終話まで見届けた。

済州島を舞台に全20話のボリュームで登場人物たちの人となりと関係性を丁寧に描いていくドラマだった。物語は主にふたりの人物の関係性を中心に、鎖の目がしっかりと連なっていくようにエピソードが重なり合っている。

そしてどのエピソードも片方の目線からではなく、諍いを起こした相手側の目線からも丁寧に描かれるのでどの人物も嫌いになれないどころか、それぞれの抱える苦労の多さに労いの言葉をかけてやりたくなる。そんな優しさに溢れたドラマだった。

取り扱うテーマも子供の教育、未成年の妊娠出産、障害者の家族、うつ病と離婚と親権裁判、友情の変化、生い先短い老親との関係など多岐に渡る。だが、自分の家族に当てはめてみても決して無縁とは言えない。自分から周りの人には話さないが誰もが割と普通に抱える家族の問題だ。

また、全編を通してよく出てきたのが家でご飯を食べるシーンだ。大喧嘩の直後でも身重の娘に朝食を作ってやる市場勤めの父、どんなに悲しい事があっても泣き喚く孫娘に「まずはご飯を食べなさい」と促す祖母、ついに打ち解けられた息子が好きだったテンジャンチゲを用意する死の間際の母。

人が生きていくということは、ご飯を食べることと同義だ。もっといえば人を生かすことは、ご飯を食べさせることだともいえる。家族が健康に善良に幸せにいられるよう食事を用意する人の気持ちがこのドラマのテーマの良いアクセントになっていたように思う。

人間関係が希薄な都市に暮らす現代人からすると、済州島の緊密な村社会的な人間関係は暑苦しくて煩わしいと感じる部分もあるかもしれないが、実力を備えた百戦錬磨の俳優陣の人間味あふれる演技は人間の普遍的な喜怒哀楽のドラマをみせてくれる。

エンドロールのメッセージにもあったように、苦労の多い人生だが、私たちは不幸になるために生まれたのではない、幸せになるために生まれたのだ。

 

 

口を動かす練習

最近スピーキングを伸ばす一環として、1時間タイマーをかけて単語帳の例文を読み上げるという訓練をしています。というのも月に2回の韓国語教室で先生を会話するときに、話を聞き取ることはいいのだけど、自分から韓国語で話すのがどうもまだまだ苦手で、文章の読み上げも全然まだまだたどたどしいのです。

1時間通しで読み続けるのは流石にしんどいものがあるので、スマホのタイマーをセットして途中ひと休みしながらでも、1日のうちにトータルで1時間は韓国語を声に出して読む。やり方はこれだけです。

읽기,쓰기,듣기 말하기が全部繋がっていると思うので、その中で一番低いところにあるものを強化していくやり方でやってみるという実験です。

 

今日ラジオで聴いた言葉

일머리(イルモリ) : 仕事ぶり

일머리가 있다/없다 仕事がデキる/デキない

職場でよく聞く言葉らしい。なんでも整理してパッパと仕事ができる人を

일머리가 있는 사람 という。

 

TOPIKまでD-85

 

 

じわじわ韓国生活~지와지와 한국 생활~

私は韓国語能力試験(TOPIK)6級取得を目指しています。22年10月に行われる次の試験で必ずや目標を達成するよう、日々の学習について残していこうと思います。(現在5級保持)

現在の勉強内容

  • 韓国語原書の読解、翻訳(강정 어휘 / 유선경 지음)

  • KBSラジオアプリ KONG で毎日ニュース番組を聴取

これから取り組むべき 쓰기 54番対策

  • 25分程度で600文字、とにかく早く書く
  • 任意のニュースに対して即興で体裁の整った文章を書く
  • それが難しければまずは日本語で書く

このようにやることは山積みですが、一つ一つ身につけていければと思います。

また、このブログでは韓国語学習についてのほかにも、韓国にまつわる小さなことを少しずつ書いていきます。

ちなみに2022年現在、私は日本在住で韓国で暮らしてはいませんが、そんな中でもじわじわと韓国を感じていたいという気持ちからこのブログタイトルにしました。

 

TOPIKまで D-86

(文章中に韓国語での表記が混ざることが多々あるかと思います。必ずしも日本語に書き換えない場合もあります。ご容赦ください。)